
ヨハン・シュトラウス2世は1825年生まれ、オーストリアのウィーンを中心に活躍した「ワルツ王」の愛称で知られている大作曲家です。元旦恒例のウィーン・フィル 60年以上の歴史を誇るニューイヤーコンサートのアンコールで、必ず演奏されるのが「美しく青きドナウ」です。この曲は、ウィーン男声合唱協会から協会のために特別に合唱曲を作ってくれと依頼され男性4部合唱曲として1867年に献呈しました。前年の1866年に普墺戦争があり、わずか7週間でプロイセン王国との戦いに敗れたことにより、当時オーストリア帝国の人々はみな意気消沈していました。そういった世相を振り払い、もう忘れようと明るく呼びかける内容の愉快な歌詞をヴァイルが作詞し、曲に付けられました。
ウィーンっ子よ、陽気にやろうぜ!
(中略)
ご時世なんて気にするな…
こんな、時世なんざ!
悲しんだって、どうしようもないさ
そうだな、その通りよ!
苦しんだって、悩んだって、
何の役にも立ちゃしない
だから、楽しく愉快にいこうぜ!
軽やかなテンポの違ったワルツが次々と展開され、演奏をするのが何とも楽しい作品となっています。是非、お試しください。
*印刷した楽譜は、1~3頁で表面、10小節の休符中に譜めくりして4~6頁を裏面にするのが便利です。
*原曲は伴奏が本来、ロ長調で始まりますがクラリネット、トランペット、アルト・サックス、テナー・サックス、ホルンは演奏しやすいように伴奏をハ長調に移調しています。
演奏時間 約8分30秒
伴奏音源の試聴 (約60秒)
価格 ¥500
*伴奏用音源MP3データとパート譜及びピアノ伴奏譜PDFのセット価格
*各楽器共通価格、税込
販売用音源を使ったヴィオラによるデモ演奏